占いは古代文明にその起源を持ち、長い歴史の中で人々の暮らしや精神文化と共に受け継がれてきた、由緒ある伝統的コンテンツです。現代においては、その価値があらためて見直され、占い市場は現在、1兆円規模にまで成長するなど、一大産業として発展を続けています。
コロナ禍においては、巣ごもり需要を背景にタロットカードをはじめとする占いコンテンツが注目を集めましたが、社会活動の回復とともに、対面およびオンライン双方でのセミナーや個人鑑定など、占い師によるサービスが再び活況を呈しています。
また、2010年代以降、ウェブメディアの影響力は急速に拡大し、コロナ禍を経て、日本国内における情報発信の主軸は、テレビや雑誌からインターネットへと大きく移行しました。現在では、GAFA(Google、Apple、Facebook、Amazon)を中心とするプラットフォームが情報流通の中核を担い、なかでもYouTubeは極めて強力なメディアとして成長を遂げています。これに伴い、占い業界においても、インターネットメディアを中心に活躍する講師・作家・占い師が新たなトレンドを形成する時代へと移行しています。
私たちは、このような時代背景を踏まえ、占い業界の最新トレンドと世界各国の占い情報を融合させた、国際的視点を持つイベントを2025年に開催いたしました。
2026年においても引き続き、グローバルな視野から占いに関する新たな知見や動向を収集・発信し、占い業界の未来を多角的に探る機会を提供してまいりたいと考えております。
占いワールドエキスポ事務局